2017年4月10日
アオハライド

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©2014映画「アオハライド」製作委員会 ©咲坂伊緒/集英社

デジタルプレミアムコース:日本映画専門チャンネル(125ch)

放送日 :4/23(日)11:50~

(番組概要)

TVアニメ化もされた咲坂伊緒の人気少女コミックを本田翼と東出昌大主演で映画化した青春ラブ・ストーリー。想いを伝えられないまま、中1で転校してしまった好青年との淡い恋を引きずり、高2の春を迎えた双葉(本田)は、別人のような言動をとる洸(東出)との再会に戸惑うが、空白の時間を互いに埋めながら、好意を一層募らせていく。監督は「ホットロード」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の三木孝浩。

(井上公子の今日のイチバン↓)

変わったタイトルは作者の造語という。最近本当に多い、コミックが原作のアイドル映画。映画館に客足は向いたかもしれないが、映画が消費産業になってしまった感は否めない。同年代のママ友にも、娘と同じ目線でこういった『青春映画』にときめいている人がいて驚くが、ときめかなくなっている、私のほうが問題か・・・。
主人公を演じる本田翼は、まんま少女漫画の2次元を具現化している。こんな表情のコマってあったよね~と、懐かしさを感じてしまう。「マーガレット」や「花とゆめ」や「りぼん」の世界に通じてしまうタイムトンネル(私にとって…もちろん、現在進行形の人もいるでしょう)だ。
相手役の東出昌大にしても、二人を取り巻くクラスメートたちにしても、美男美女揃い。マンガだから、非現実的でも許されたけど、実写でここまで揃えられると、リアルとは乖離していくのではないか???10代の皆さんはそんなことないのかな?
さてさて、年代からして親世代、母親役の岡江久美子目線になってしまう私です。それは当然のことでしょう?あくまでも立場ですよ、外見がどうのと言っていません(笑)10代、思春期後半の高校時代は、限りなく大人に近い子ども。家庭と学校という小さな世界で生きている。ゆえに、彼らの悩みは周りの大人である、親、家族、教師に左右される。ま、最も近いのは親ですね。東出演じる相手役も、親の離婚が原因で心を閉じていく。同じ境遇の友達に心を寄せて、思春期ならではの純粋さが手伝って自らがんじがらめになって、誰かを好きだと思う、最も基本的な感情を抑え込み、生きていくうえで最も大切な「自己肯定感」を育めなくなっている。それを開放する役割が、主人公・本田翼のいかにも少女漫画の主人公然とした一途さなのだ。負の力で結びついた関係は、決して真の幸せをもたらさない…それに気づいたか、もともとわかってたか、ライバル・高畑充希は去っていき、ハッピーエンド。
こう考えると、とても深い、思春期ならではのテーマだし、大人にも十分通じる内容だな。それには、配役だな。素人然とした役者を使って、川瀬直美が撮ってたら商業映画でなく芸術映画になったかも・・・。音楽の効果は最小に、場面に流れる環境音にこだわったら・・・ああ、若いころ見たゴダールの「マリア」思い出した。

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