2017年10月15日
ゾンビ ディレクターズカット版

inouemini2

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デジタルプレミアムコース:ムービープラス(122ch)

放送日
10月23日(月)23:05~

(番組概要)

死者たちが“ゾンビ”となって蘇り、次々と人間を襲い始める。奴らを殺すには脳を破壊するか頭部を切断するしかない。ゾンビに襲われた者もゾンビとなり、やがて世界は人肉を求めるゾンビで溢れてゆく。人間たちはショッピング・モールに逃げ込むが、そこでさらなる恐怖に遭遇し・・・。

(井上公子の今日のイチバン↓)

「ゾンビ」がこの世に生まれたのは宗教儀式からという。
1930年代に初めてのゾンビ映画が誕生し、1970年代にはイタリアやフランスでブームになり、スプラッター要素も加わって、ロメロやサム・ライミなどが登場する・・・
 一時、ホラーはサイコが人気となり、ゾンビはB級の憂き目にあうが、今はどうでしょう。テレビドラマもゲームもゾンビゾンビ・・・。それを焼き直してシリーズ化して映画もゾンビ!
私たちはなぜ、これほどまでにゾンビに惹かれるのでしょうか・・・?
 今回ご紹介する「ゾンビ(原題はDAWN OF THE DEAD)」突如、地球上にゾンビが現れ、人類は危機に瀕するところから始まります。なぜ、どこから来たのかわからない、ウイルスなのか、病気なのか、解決法は頭部を破壊することのみ。生きた人間を襲うので、人々はパニックになります。
 この映画には4人の人間が協力しながら生き延びようとします。始めは、ゾンビとはいえ、人間の姿形を持つ敵を撃つことにためらいを隠せない。当然のことでしょう。でも、それが当たり前になって来ると、なにか仮想ゲームのような遊びが生まれてくる。ゾンビは動きがゆっくりなので、何か滑稽な存在に映る。それを引き付けて、ゲームのように撃つ・・・。固めて撃つ・・・。やっつけて笑う・・・。人間としての感覚がマヒしていくのです。相手は敵だし、ましてや人間ではないし、戦争の現場とは、わけが違うのですが、何かそれにしても違和感を覚えます。
仲間を失いながら、生き延びる3人。そこへ新たな敵が・・・同じ生き残りの人間です。イージーライダーよろしく、3人が隠れ家にしているショッピングモールに乗り込んでくる。「独り占めは許さない」と正義を振りかざして。そして、ゾンビたちを巻き込んで、悪行三昧。3人を追い出しにかかります。うーん、人間の敵は結局は人間。やりきれない気持ちです。で、結果、悪人たちはゾンビの餌食に・・・ここにスプラッターが…今見てもエグいです。
最後、二人になった主人公たちは夜明けの空へヘリで飛び立つ。当てもないのに・・・。 この映画、グロテスクな中に、ユーモラスなゾンビのシーンがちりばめられています。人間の愚かさを、皮肉を込めて笑ってるようです。
 あらためて、その意味深さに胸を打たれる「ゾンビ」クラシックを今一度ご覧になってはいかがでしょうか?

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